VisualStudioを使ってプログラムを作り始めるには、プロジェクトとソリューションというものを作成する必要があります。
プロジェクト、ソリューションの作成ついてはこちらの記事を見てください。
プロジェクトとは?
プロジェクトは1つのプログラムを作成するためのファイルを管理するためのものです。
C#言語でプログラムを作るには、C#言語のコードで書かれたソースファイルが必要になります。ファイルの拡張子が .cs になっているファイルです。
すべてのコードを1つのソースファイルに書いてもいいのですが、大規模なプログラムになると何万行とかになってしまうので、たいていの場合、コードは複数のソースファイルに分けてコードが書かれています。
ウィンドウを表示するプログラムの場合にはその画面のレイアウト情報のファイル(.Designer.cs、.xaml)が必要になります。
また、プログラム実行時に読み込まれる設定ファイル(~.config)なども必要になる場合があります。
これらのファイルをまとめて管理するのがプロジェクトです。
プロジェクトはファイルになっていて、
ファイルの拡張子が .csproj となっているのがプロジェクトファイルです。
プロジェクトファイルまたはあとに紹介するソリューションファイルをVisualStudioで開いてプログラムの開発を行います。どちらを開いてもプロジェクト、ソリューション両方の情報が読み込まれます。
ソリューションとは?
次はソリューションです。
ソリューションはプロジェクトをひとまとめにして管理するためのものです。
ソリューションには1つ以上のプロジェクトが含まれます。
大規模なシステムの場合、いくつもプログラムを作成することになるのですが、これらを1つのソリューションで管理することができます。
ソリューションもファイルになっています。
ファイルの拡張子が .sln となっているのがソリューションファイルです。
プロジェクト テンプレートとは?
VisualStudioでは作りたいプログラムの種類に応じてあらかじめ最低限必要なファイルなどが含まれたプロジェクトテンプレートが用意されています。テンプレートを使ってプロジェクトを作成した時点でプログラムが実行できる状態になります。
VisualStudioで「新しいプロジェクトの作成」をするときにテンプレートを選択します。
コンソールアプリのテンプレートはこんな感じ、
デスクトップアプリケーションのテンプレートはこんな感じ、
くわしくはそのうち書く予定。たぶん
(.NET Framework)ありなしの違い
「.NET Framework」も「.NET」もC#で書いたプログラムを動かすのに必要なフレームワークになる(C#を動かすためのフレームワークは2つあるってこと)
この2つは別系統でプログラムを作成するときにどちらかを選ぶことになる。何もついていない方が「.NET」を対象にするよってことになる。
.NET FrameworkはC#ができたころからあるフレームワークで現在メジャーアップデートはされていない(不具合は修正するけど機能追加はないってこと)。最終バージョンは「.NET Framework4.8」
ちなみに、「.NET」はバージョンアップの途中で名前が変わった。「.NET Core」⇒「.NET」
なので「.NET Core」とあったら「.NET」の前のバージョンね、と思えばOK。
フレームワークについてのざっくり説明はこちら、
C# 記事まとめページに戻る(他のサンプルコードもこちら)
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