文字列を結合する方法をまとめました。
文字列同士を結合する(+演算子)
文字列型同士を結合するには「+」演算子を使います。
using System;
class Program
{
public static void Main()
{
string str1 = "abc";
string str2 = "def";
string str3 = "ghi";
Console.WriteLine(str1 + str2 + str3); //abcdefghi
}
}
文字列同士を結合する(Concatメソッド)
Concatメソッドは指定した複数の文字列を連結します。
引数は可変になっているので何個でも指定できます。
戻り値は結合された文字列です。
using System;
class Program
{
static void Main(string[] args)
{
// 指定した文字列を連結する
Console.WriteLine(string.Concat("ab", "cd", "ef", "gh", "ij", "kl", "mn"));
}
}
abcdefghijklmn
数値型を指定しても文字列に変換して連結してくれます。
using System;
class Program
{
static void Main(string[] args)
{
// 指定した文字列を連結する
Console.WriteLine(string.Concat(5, 4, 3, 2, 1, 1.25, "メートル")); // 543211.25メートル
}
}
配列やコレクションに入った文字列を結合する(Concatメソッド)
また、Concatメソッドの引数には配列やコレクションを指定することができます。
こちらも戻り値は結合された文字列です。
using System;
using System.Collections.Generic;
class Program
{
static void Main(string[] args)
{
// 文字列型の配列を指定
var str1 = new string[] { "one", "two", "three", "four", "five" };
Console.WriteLine(string.Concat(str1));
// 整数型の配列を指定
var numbers1 = new int[] { 1, 2, 3, 4, 5 };
Console.WriteLine(string.Concat(numbers1));
// 文字列型のコレクションを指定
var str2 = new List<string> { "one", "two", "three", "four", "five" };
Console.WriteLine(string.Concat(str2));
// 小数データのコレクションを指定
var numbers2 = new List<double> { 1.2, 3.4, 5.6 };
Console.WriteLine(string.Concat(numbers2));
}
}
出力結果はこんな感じです。
onetwothreefourfive
12345
onetwothreefourfive
1.23.45.6
文字列と文字列以外の型(数値とか)を結合する
文字列型と文字列以外の型を結合するには文字列以外の型を文字列型に変換してから結合します。
文字列以外の型を文字列型に変換するにはその変数(オブジェクト)が持っているToStringメソッドを使います。
using System;
class Program
{
public static void Main()
{
string str1 = "私は「";
int numer1 = 1031;
string str2 = "」です。";
Console.WriteLine(str1 + numer1.ToString() + str2); //私は「1031」です。
}
}
文字列補間$”{}” で文字列内に変数を埋め込む
ドルマーク$ を使うと文字列リテラル(ダブルコーテーションで指定した文字列のこと)の中に変数を埋め込むことができます。埋め込まれた変数はその式が評価される際にToStringメソッドが呼ばれ文字列型になります。
使い方は文字列の前に $ を付け、変数を { } の中に書きます。
using System;
class Program
{
public static void Main()
{
int number1 = 1031;
Console.WriteLine($"私は「{number1}」です。"); //私は「1031」です。
}
}
文字列として “{“、”}” を使いたい場合は”{{“、”}}” と2つ続けて入力します。
using System;
class Program
{
public static void Main()
{
int number1 = 1031;
Console.WriteLine($"私は{{number1}}です。"); //私は{1031}です
}
}
また、文字列に変換する際のフォーマットの指定もできます。
変数の後ろに : (コロン)を付けてフォーマットを指定します。
using System;
class Program
{
public static void Main()
{
int numer1 = 1031;
Console.WriteLine($"私は「{numer1:000,000}」です。"); //私は「001,031」です。
}
}
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